6年生 スチューデントシティ

先日、6年生を対象に「スチューデントシティ」での体験学習が行われました。



スチューデントシティのコンセプトは「未来の街」です。地元企業の皆様の多大なる御協賛と御協力のもと、会場にリアルに再現された街の中で、こどもたちは一人一人が「大人」としての第一歩を踏み出しました。住民登録に始まり、納税、給与の振替、そして買い物まで、実際の社会生活さながらの仕組みを肌で学ぶ充実した時間となりました。

この学習の大きなテーマの一つは、「大人として働くこと」です。誰かに言われて動くのではなく、自分で考えて決断し、その結果に責任を持つという、働くうえで欠かせない姿勢を学びます。また、社会に出たときの基本となるコミュニケーションの大切さも実感しました。ただ作業をこなすだけでなく、正しい言葉遣いや明るい挨拶、そして自分から名乗って訪問の目的を相手にきちんと伝えることなど、実践的なコミュニケーションにも挑戦しました。

活動の合間には、各会社ごとに集まってミーティングを行いました。自分たちのブースの課題を見つけ出し、どうすればもっと良くなるかをチームで熱心に話し合い、解決策を探ります。ミーティングを重ねるごとに、こどもたちの動きはどんどん前向きなものへと変わっていきました。はじめは戸惑っていた挨拶の声量や接客態度も、回を追うごとに明るく丁寧になり、お客様への積極的な呼び掛けも見られるようになりました。試行錯誤を繰り返すうちに自信を付け、見事売上目標を達成して歓声が湧き起こるブースもたくさんありました。この活動を通して、自分や友達の新しい良さや頼もしさを発見できたようです。

事後の振り返りでは、こどもたちからたくさんの頼もしい気付きが寄せられました。最初は難しいと思ったことでも、仲間と試行錯誤することで目標を達成できる喜びを知ったことや、社会は会社と会社、人と人が支え合ってできているのだと深く実感したことが伝わってきました。また、人に喜んでもらうことに大きなやり甲斐を感じる一方で、言葉遣いなど自らの新たな課題に気が付いた児童もおり、それぞれの内面の成長が見られました。

今回のスチューデントシティでの経験は、6年生のこどもたちにとって社会とのつながりを意識する大きなきっかけとなりました。この貴重な学びを、これからの学校生活や将来の夢へ向かって活かしていってほしいと思います。

最後になりますが、こどもたちを温かく迎え入れ、御指導いただきました地元企業の皆様、そしてボランティアとして見守ってくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。

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