6年生道徳 佐藤淳一さん講演

 

 6月17日(月)の3時間目と4時間目に,元石巻市立雄勝中学校校長佐藤淳一様より,東日本大震災で中学生がどんな状況におかれ,どんなふうに乗り越え自信を付けていったのかお話しいただきました。

 お話の前半では,被災するとはどういうことか,命の重みとはどういうことかお話していただきました。迷わず避難行動をとるためにも,普段からの訓練が大切であることを学びました。当時の状況を示す写真や,被災した中学生の作文などを交えたお話に,榴岡小学校の子どもたちは真剣に聞き入っていました。

 お話の後半では,雄勝復興輪太鼓などを通し,生徒たちが自信をいかに取り戻していったか,その過程をお話しいただきました。津波に流された太鼓も,古タイヤとベニヤ板を活用するなど,「ないなら 創る」ことの大切さを学びました。雄勝復興輪太鼓はその後,5泊6日の修学旅行やドイツでの演奏旅行,東京ドームでの演奏につながっていきました。実際に「伊達の黒船太鼓」演奏動画を見せていただくと,その迫力と中学生の真剣な表情に,子どもたちの目は釘付けでした。

 儚い命を大切にしながら,共に支え合って生きていってほしいと思います。




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